メインのマシンをWindows 11にしたので、いささか古いサブマシンにWindows 10をインストールした。いちおう完了したのでバックアップを作ろうとしたら「ディスク領域が不足しているため、バックアップに失敗しました」が発生した。
十分ディスク容量はあるのにおかしいなあ、と思いながらもパティション構成を変えたりして何度かためしたが、相変わらず同じエラーで失敗する。
- ディスク領域が不足しているため、保存場所にボリュームのシャドウコピーを作成できません…
- 重要なボリュームの1つに十分な空き領域がないため、システムイメージのバックアップをスキップしました。
などといったメーセージが出るが、何が悪いのかよくわからない。ググってみても未解決のQ&Aか、ディスクの空き容量を増やして成功したというものばかり。
「重要なボリュームの1つ」ということでバックアップ対象を眺めてみると、システム予約のパティション管理領域もボリュームの1つに含まれている。256GのSSDのためか、この領域が50mbと小さく、残り容量がわずかだった。そこで、これをAOMEI Partition Assistant Standard(無料版)で150mbほどに増やして再度試みたところ、成功した。
解決したあとで改めてググってみると
PCバックアップエラー
https://okwave.jp/qa/q8675779.html
というQ&Aで「原因:100MBのシステム領域の空き容量不足」と回答されていた。
というわけで、私の場合は「重要なボリュームの1つ」というのがシステム予約のパティション管理領域でした。
ついでなので、AOMEI AOMEI Partition Assistant Standardを使って対処する場合につまづいた点について補足しておく。
- Partition Assistant Standardでディスク先頭の管理領域の右隣のパティションを右クリック
- 「パティションサイズをリサイズ/移動」をクリック
- パティションの先頭に丸アイコンがない場合は「このパティションを移動したい」をチェック(これがつまづきポイント)
- 先頭位置の丸アイコンをドラッグして先頭(左側)に空き領域を作る
(サイズの上下アイコンクリックでサイズ微調整が可能) - ディスク先頭の管理領域を右クリック
- 右端の丸アイコンのドラッグ(またはサイズの上下アイコンクリック)で領域拡張
- 「適用」クリックでリサイズ実行
パティションリサイズ後にCHKDSKで異常がないか確認するとよいでしょう。
もちろん、管理領域以外にもバックアップ対象のボリュームで空き容量が少ないものがあったら、同様の方法でパティションサイズを調整するか、不要なファイル削除などを行う必要があります。